薬をのまずに糖尿病・高血圧症を治そう                           ゆいゆい内科クリニックブログ

ホームページhttp://yuiyuinaika.hp.gogo.jp
電話 098-946-0055
Fax 098-946-0150                                                     郵便903-0112 沖縄県中頭郡西原町我謝786-11                       


診療スケジュール

診療時間
火曜日~日曜日
午前 8:00~12:00
(受付~11:30)
午後 1:00~5:00 
日曜日午後診療なし
(受付~4:00) 
TI-DA
てぃーだブログ

インスリン投与せず男児死亡祈祷師逮捕について

インスリン投与せず男児死亡祈祷師逮捕について

ネットやフェイスブックで取り上げる方が多いので
私も書いてみることにしました。

なぜ、この男児の親や周囲の人は止められなかったのか
という疑問をネットやフェイスブックで見かけますが

1型糖尿病(注:インスリン依存型)は生命維持に必要な
インスリン分泌機能がなくなっている病気なので
インスリン注射が必須の治療法です。

なんて私も患者さんやその家族に説明するときはだいたい
こう言っていました。
しかし多くの人がピンと来ないようです。
つまりインスリン注射という治療を重要視していないのだと
思います。

私がこの病気だったら相当落ち込みます。
なぜなら一生インスリン注射を毎日しないといけない
のですから。
必ず決まった時間にインスリン注射をしないといけないので
ほんの数分ではありますが時間を奪われるのですから。

患者さん本人でもピンと来ない方が多くインスリン
(特に持効型)を打ち忘れる場合があります。
この男児の通う学校の職員はなおさらでしょう。

そこで私はこう話すようにしています。
「インスリンが開発される以前は死んでいた病気なんですよ」
「開発されていて助かりましたね」と
こう言うとさすがに、「んっ何だ」と感じてくれます。
「特にこのインスリンは打たないと命にかかわりますからね」
と続けてから1型糖尿病という病気の説明を再びします。

私がこの病気だったら相当落ち込むわけですから
落ち込まない患者さん(落ち込んでいるように見えない患者さん)
だと正直私はうまく伝わったと思えません。
インスリン注射の重要性をわかっていないと判断しますし
あるいは自身が病人であることを受け入れられないの
かもしれないと判断します。

何が言いたいのかというと『ピンと来ないもんなんです』と
言いたいだけだったのですがながながと書いてしまいました。



 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 8人
プロフィール
ゆいゆい内科クリニック
昭和47年生まれの復帰世代で妻・長女・長男の4人家族です。糖尿病を中心とした生活習慣病を専門にしており、食習慣や運動・トレーニングといった生活全般にかかわれるようにしています。